日本語の文法

授業のためにまとめたノート

日本語の助動詞

助動詞はボリュームが大きいので、別に扱う。

助動詞の特性

基本的に、用言を後ろから修飾する。

例:ゆっくり寝たい

英語と異なり、体言も修飾するので注意。

例:とてもきれいな花

動詞に接続する際

接続される動詞の活用形は助動詞ごとに異なるが、だいたい未然形か連用形。
 ▷未然形と連用形は基本的に助動詞に接続するための活用である。

れる・られる

意味

受身、尊敬、自発、可能の4つ。

受身

英語の受動態と同様。
例:トムを殴る ⇔ トムに殴られる

尊敬

尊敬語の際に使われる。
例:先生が給食を食べる → 先生が給食を食べられる

敬語についてはまた改めて扱う。

可能

英語のcanと同様。
例:給食を食べる → 給食を食べられる

尊敬と全く同じ形になるなので、文脈でしか見分けられない。

自発

おそらく最も理解しにくい用法だろう。
辞書(大辞林)によると「ひとりでに実現する意」とあるが、ピンとこないだろうから、まず例を見てもおう。

例:彼の身が案じられる
  昔のことが思い出される
  故人が偲ばれる

このように、心の動きを表す動詞に使われる。ほぼ決まった言い回しでしか使われない、特殊な用法といってもいいだろう。
日常的にあまり使う用法ではないが、だからこそ試験ではよく出題される

接続する際の動詞の活用形

未然形。

れる・られるの使い分け

「れる」も「られる」も意味は全く同じ。動詞の種類によって使い分けられる。

具体的には、このように決まっている。
五段活用、サ行変格活用...れる
それ以外...られる

例:食べる=下一段活用 → 食べられる
  殴る=五段活用 → 殴られる (五段活用の未然形の形を思い出す)

ら抜き言葉

上で示したように五段活用とサ行変格活用以外の動詞には「られる」を使うのが正しい。
ここで「れる」を使うことを「ら抜き言葉」といい、現代に多く見られる誤用とされている。

例:食べられる(正) 食べれる(ら抜き言葉)

せる・させる

意味

使役。
 ▷使役とは、「他のものに動作をさせる」こと。

例:子供に野菜を食べさせる
  学校に行かせる

接続する際の動詞の活用形

未然形。

せる・させるの使い分け

れる・られると同様。

ない・ぬ

意味

打ち消し。英語の否定と同様。

例:きゅうりは食べない
  知らが仏。

接続する際の動詞の活用形

未然形。

そうだ/そうです

意味

伝聞、様態のふたつ。

伝聞

人から伝え聞いたもの。

例:雨が降るそうだ

様態

自分で見た/判断したもの。

例:雨が降りそうだ

接続する際の動詞の活用形

伝聞→終止形
様態→連用形

ようだ/ようです

意味

たとえ、例示、不確かな断定の三つ。

たとえ

つまり、比喩(直喩)。

例:バケツをひっくり返したような雨。

例示

例をあげる。

例:東京のような大都会では〜

不確かな断定

〜というように判断できると思う、という意味。

例:どうやら、敵は降伏するようだ

らしい

意味

推定。
 ▷「ようだ」の「不確かな断定」とほとんど同じと思ってよい。

たい・たがる

意味

希望。

例:肉を食いたい
  彼も行きたがっている。

接続する際の動詞の活用形

連用形。

た(だ)

意味

過去、完了、存続、確認の四つ。

過去

過ぎ去ったことを思い出して述べる。

例:プールで泳い
  朝起きたら、鳥が鳴いていた。

完了

ちょうど今終わったこと。

例:授業が終わっ
  これが終わったら、行く、
  宿題が完成し

存続

「〜ている」「〜てある」に置き換えられる。

例:壁にかけ絵。
  混ん駅。

確認

例:次の約束はいつだっろう。
  君はどこに住んでるんだっっけ。

過去のことではないのがポイント。

接続する際の動詞の活用形

連用形。

だ/です

意味

断定。

例:それは事実
  春のに寒い。
  昨日は雨でした。
  これはきっと彼のでしょう。

活用

「だ/です」は「ようだ/ようです」「そうだ/そうです」や形容動詞などの一部にもなっている。
なので、それら「だ/です」を含む単語もこの活用に準じる。
この活用は覚えてしまったほうがいいだろう。

(活用表・だろ、だっ/で/(に)、だ、な、なら、。)「です」は、まあいい。

ます

意味

丁寧。

例:私が行きますれば、きっとうまく行きましょう。
  いってらっしゃいまし

活用

ませ/ましょ、まし、ます、ます、ますれ、ませ/まし

覚える必要はないが、「ますれ」や「まし」など普段使わない表現の存在を知っておこう。

接続する際の動詞の活用形

連用形。

う・よう

意味

意志、勧誘、推量の三つ

意志

例:散歩に行こ。(自分のこと)

勧誘

例:散歩に行こ。(他人への働きかけ)

推量

確かでないことを予想的にいう。

 *推定(らしい)との違い
  推定:断定する   (確信度が高い)
  推量:予想的にいう (確信度が低い)

接続する際の動詞の活用形

未然形。

まい

意味

打ち消しの意志、打ち消しの推量の二つ。

 ▷つまり、「う・よう」の否定形。

接続する際の動詞の活用形

終止形か未然形。